大豆、小豆蒔き終わりました
今年は天候が不順で豆の播種も例年より遅れました。昔より先人、先輩たちはカッコウが鳴いたら、「豆を蒔いていいよ」といわれてきました。私のところは5月20日に大豆、5月24日に小豆を蒔きました。
今日5月26日にカッコウが鳴きました。やはり今年は寒いのでしょう。ジャガイモも4月に植えたのがやっと芽が顔を出してきました。
大豆播種風景 真空は種機(バキュウム シーダー)
朽ちた柳にスギタケモドキが出ていました。これは秋9月に出るきのこです。ちなみにこのきのこは食べられます。
大豆についてちょっと我が家の大豆はすべて豆腐の原料として使われます。大豆1表(60kg)で400gの豆腐が400から1500丁ぐらいできます。まさに水商売です。この数量の違いは使っている凝固剤の違いです。
ニガリと国産大豆を使った豆腐は500丁前後だそうです。豆腐こそ値段それなりの食品だと思います。大豆は1反(300坪)5表ぐらい収穫します。我が家の大豆は約2500丁の豆腐になります。想像してみて下さい。
1表で500丁の豆腐を作るとしたら、1丁の豆腐を作るのに約120gの大豆が必要です。われわれが受け取る豆腐1丁120gの大豆価格は12円ぐらいです。豆腐が店先並ぶまで、農協、雑穀集荷業者、豆の卸問屋、豆腐屋さん、流通業者、スーパーなどの小売業者などが皆さんの口に入るまでいろいろな人が介在します。今、店先に立って豆腐の価格を見るときにこの豆腐の価格はどのように利益配分されているかちょっと考えてみて。
先日、我が家の大豆で豆腐屋さんに豆乳をつくってもらい、試飲会をしました。市販の豆乳(もちろん輸入大豆)を数種類と飲み比べましたがダントツに味が違った。飲んだ人がこれを市販したらといわれましたが、誰かいいアイディアがありましたらご一報ください。
豆腐は植物蛋白の塊でうまい、これからの季節やっぱり国産大豆でつっくた豆腐、冷奴を肴に冷酒1杯やるのはいいですよね。ああ1杯やりたくなった。