ジャガイモの収穫も無事に終え、実った恵みを存分に楽しめる季節になりました。当農場では今年7品種ほどのジャガイモを栽培しましたが、主力品種である「はるか」「十勝こがね」「こがね丸」の3つを食べ比べてみました。まずは茹でただけの一番シンプルな食べ方で味わってみましょう。今後、それぞれの品種の特徴にあった食べ方も紹介していければと考えています。

 

まずは「はるか」ですが、これは先日の記事でも紹介させてもらいました。芽がほんのりピンクで肌が白く、とてもかわいいジャガイモですね。カットしても透き通るような白い身が特徴のジャガイモです。

茹でても白い身がとても綺麗ですね。しっとり・ねっとりとした食感が特徴で、もともと甘味の強い品種ですが、熟成が進むにつれさらに甘味が強まります。粘り気が強く煮くずれもしにくいため、煮物からサラダまで幅広く美味しくいただける品種です。芽が浅く、ツルンとした皮とまん丸な形は料理をする時にとても扱いやすいのも嬉しいところですね。

登場してまだ間もないため、まだ見かける機会の少ない「はるか」ですが、ぜひお試しあれ。

 

 

コロコロとした形と、ツルリと芽の浅い皮が特徴の「十勝こがね」は、淡黄色の身でカットした後も変色が少ないのが特徴です。

茹でると身の色がより鮮やかになり、そのホクホクとした食感と強い旨味が相まって、これぞジャガイモ!!と唸りたくなる美味しさです。冷めてからも食味が落ちないため、お弁当やおつまみなどの料理にもぴったりです。

また、非常に日持ちが良くご家庭でも長期間の保存を行いやすいのも嬉しいポイントで、当然、熟成させるとデンプンが甘味にかわっていき・・・春先にはホクホクウマウマのあまーいおイモを楽しめます。

 

 

少しゴツゴツとした皮で無骨な見かけの「こがね丸」ですが、とても使いやすい品種で、程よくホクホクしつつもしっとり感もあります。ちょうど「はるか」と「十勝こがね」の真ん中にいる感じでしょうか。2つに比べると若干煮くずれしやすいですが、くずれたトロトロのジャガイモが好き!という方も少なくはないはず。肉じゃがなどにはピッタリの食感だと思います。

しかし、「こがね丸」の本領を発揮するのはフライです。後日の料理紹介でも取り上げますが、とにかく油との相性が良く、フライにした時の味と香りは格別です。

業務用として用いられることの多い品種ですが、ぜひ皆さまにも味わっていただきたいジャガイモです。

 

 

これら3つの品種のジャガイモの特徴を活かす料理の紹介も今後行って行きますのでお楽しみに!

 


記事にも掲載している、中藪さんのジャガイモを使った美味しい料理のレシピを紹介していますので、ぜひご家庭でも味わってみてください。(クリックするとPDFが開きます)

 

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