北大の相馬先生の提唱するサブソイラーの低速心破の現地講習会を相馬先生を迎え行いました。
私が昨年買った畑があります。その畑は砂利を採取し、その上に昨年の秋50~60cmの作土をのせた畑です。
4月に土壌調査を行い全体に土が固く、不透水層が出来ていることがわかりました。これは昨年、作土を作るため石混じりの土をトウシにかけ石と土にわけブルトーザーにより広げたため、ブルトーザーによる転圧と土を除礫で土の団粒が壊れました。そのため土は固く固まり作物を作るための土をいかに蘇生するかの講習会でした。
実験として従来の三本爪のサブソイラーと今回私の友人鉄工場が作った6本の特殊爪を使った機械2台を使い試験をしました。
相馬先生の提唱する時速2kmと時速5kmを2台の機械で行い、計4回の試験をしました。実際に表面的な結果を見るだけでなく、実際に4箇所穴を掘り断面の観察をし、速度の違い、機械の違いを観察しました。
そのご会館でスクリーンを使い先生から理論の学習をし、意見交換会、この秋麦を播種するまでどのような作業をするかを協議しました。
今回の試畜大の谷先生と学生、低速心破に興味を持つ農家の若者、農機関係者20名以上方の参加を得ました。
ありがとうございました。
この後、この農地がどう再生するかは機会あるごとにお知らせしたいと思います。
サブソイラーの試験映像
今年は天候が不順で豆の播種も例年より遅れました。昔より先人、先輩たちはカッコウが鳴いたら、「豆を蒔いていいよ」といわれてきました。私のところは5月20日に大豆、5月24日に小豆を蒔きました。
今日5月26日にカッコウが鳴きました。やはり今年は寒いのでしょう。ジャガイモも4月に植えたのがやっと芽が顔を出してきました。
大豆播種風景 真空は種機(バキュウム シーダー)
朽ちた柳にスギタケモドキが出ていました。これは秋9月に出るきのこです。ちなみにこのきのこは食べられます。
大豆についてちょっと我が家の大豆はすべて豆腐の原料として使われます。大豆1表(60kg)で400gの豆腐が400から1500丁ぐらいできます。まさに水商売です。この数量の違いは使っている凝固剤の違いです。
ニガリと国産大豆を使った豆腐は500丁前後だそうです。豆腐こそ値段それなりの食品だと思います。大豆は1反(300坪)5表ぐらい収穫します。我が家の大豆は約2500丁の豆腐になります。想像してみて下さい。
1表で500丁の豆腐を作るとしたら、1丁の豆腐を作るのに約120gの大豆が必要です。われわれが受け取る豆腐1丁120gの大豆価格は12円ぐらいです。豆腐が店先並ぶまで、農協、雑穀集荷業者、豆の卸問屋、豆腐屋さん、流通業者、スーパーなどの小売業者などが皆さんの口に入るまでいろいろな人が介在します。今、店先に立って豆腐の価格を見るときにこの豆腐の価格はどのように利益配分されているかちょっと考えてみて。
先日、我が家の大豆で豆腐屋さんに豆乳をつくってもらい、試飲会をしました。市販の豆乳(もちろん輸入大豆)を数種類と飲み比べましたがダントツに味が違った。飲んだ人がこれを市販したらといわれましたが、誰かいいアイディアがありましたらご一報ください。
豆腐は植物蛋白の塊でうまい、これからの季節やっぱり国産大豆でつっくた豆腐、冷奴を肴に冷酒1杯やるのはいいですよね。ああ1杯やりたくなった。
今年は天候不順でジャガイモの植え付けが1週間以上遅れました。我が家も5月9日までかかりました。まだ十勝はいいほうのようです。斜網地区はこれからが本番みたい、4,5日前道北に行ってきましたがまだ畑は手付かずでした。今年も春から異常気象なのかな?
当農園は販売用に6種、十勝こがね、さやか、はるか、とうや、キタアカリ、こがね丸です。試験で3種、合計9種のジャガイモを植えつけました。これだけ植えれば秋が楽しみです。
なぜこんなに種類を植えるのか、芋の品種でそれぞれの旬を持っています、その品種がおいしい旬に食べてほしい、もうひとつ料理の種類によって使い分けてほしいとの想いからです。
料理が好きな方なら是非挑戦してみてください。
前記の6種は10kgの箱単位、または5tのJRコンテナ単位ならお分けしやすいです。後3種は秘密です。秋には発表できるかな。
さあ、これからは大豆、小豆播きだ、天気よくなってほしい、気温も上がってほしい。土の中で芋の芽が震えている。
今年も、技術力と、畑の地力が試される年になりそう。
今日はEdjnetで大豆を蒔きました。 大地は乾燥し、気温も低い、しかしタンポポは咲き、ライラックの花、りんごの花も咲いています。緯度は北海道とほぼ同じ黒海に近く地中海気候に影響されていると思う。
大豆の種まきですが、まず整地、われわれでは考えられないくらい雑、肥料は一切なし、ここでは当たり前、肥料を使うことが不思議、それでもわれわれ並みの収量は期待できる。
使っている播種機はすべてバキュームシーダようするに真空播種機です。われわれの地区でで使っている傾斜板の播種機とは違いは種精度は正確、は種スピードも時速7kmぐらい。
ここで作られている作物は小麦、大豆、馬鈴薯、ひまわり、菜種などで酪農はそれほど盛んではないようだ。アルファルファも採れるので近代酪農をしたら面白いのではと思う。ただインフラが整っていない。
この写真のように広大な大地、まわりを見渡しても360度地平線、向こうの奥に見える丘はルーマニアです。
ここに日本人が来たのは僕たちが始めてのようです。村中の人たちがわれわれのことを知っているようです。素朴でとってもいい人たちです。人種的にはルーマニア人です。
moldovaから